仕事ができないOLのブログ

ポンコツ会社員にも言いたいことがある

在宅勤務の感想を語ってみる

ブログのタイトルはあまり変えないほうが良い、といろいろな人が言っているけれど、ブログのタイトルちょこっと変えました。たぶん誰も気づいてない。

 

せっかくこんなタイトルなので、仕事について話したい。でも守秘義務があるので細かいことは話せないし、一般に通用する仕事論を話せるほど経験もない…悩んだ末に思いついたのがこれ、「在宅勤務」。

私は2020年に新卒で今務めている会社に入社した。ちょうどコロナ禍が始まった頃で、入社して数日後には在宅で研修を受ることに。そのままずるずると家に引きこもって仕事を続け、見事なもやしっ子に成長。太陽光にはすこぶる弱くなった。

そんなわけで、入社してから2年半、ずっと在宅勤務を続けている。(最近はたまに出社する。)これなら多少感想を語っても許されるだろう。というわけで、自称ポンコツ会社員代表である私が感じている在宅勤務のいいところと悪いところを紹介する。

 

記事の本文が始まる前におことわりをひとつ。今から書くことはあくまで私個人の主観・感想であり、客観的な在宅勤務の良し悪しを主張したりするものではありません。ご了承ください。

 

目次

前提

私は「ITエンジニアという職業につき、主に在宅で仕事をしているが仕事は苦手なOL」である。

在宅勤務のいいところ

通勤時間がゼロ

在宅勤務の一番のメリットと言えばこれだろう。特段の驚きもあるまい。特に入社1年目は慣れないことだらけで体力的にきついこともあったので、満員電車に乗って会社に行かなくても良い、というのはかなり助かった。

気楽に質問できる

初めのうちはわからないことだらけで、先輩に聞きたいこともたくさんある。ところがこれには2つの高いの壁が存在する。

一つ目は、誰に聞けば良いのか、ということだ。指示された仕事をやっている間にわからないことがあればその指示をくれた人に聞けば良い。問題はそれ以外の時間にトラブルが起きた場合や雑務をしている間にわからないことがあった場合だ。

二つ目は、いつ聞けば良いか、つまりはタイミングの問題だ。新人のうちは、自分以外の人がものすごく忙しそうに見える。実際忙しいのだろうが、それ以上にそう見えてしまう。「もうちょっと後のほうがいいかな…」なんて考えて神経をすり減らし、時間も無駄にしてしまう。

在宅勤務の場合はこれらの問題が一気に解決する。皆が見える場所にチャットを投げておけば誰かが対応できるタイミングで見てくれるからだ。

仕事に慣れてくればうまいこと立ち回ることができるようになるのだろうが、やはり最初のうちは難しいだろう。というか、ポンコツ会社員の私はいまだにそうだ。出社時は先輩のほうをちらちら見やって、「今忙しいかなあ」なんてタイミングをうかがっていることがある。そういう人間にはチャットベースのやり取りは気が楽だ。

出社できない事情があっても働ける

これについては私自身は当てはまらないので深い言及は避けるが、社会的に意義が大きいことではないかと思う。

 

在宅勤務のよくないところ

コミュニケーションがとりづらい

読者の皆様は前述した「気楽に質問できる」と矛盾するではないか!と思われるだろうが、落ち着いてほしい。それ以外の様々な面で、私は結構コミュニケーションのとりづらさを感じている。一番顕著に感じるのは後輩と仕事を進める場面だ。出社して相手のことが見えていれば、「手が止まってるっぽいな」「今の説明は伝わってないっぽい」などというちょっとしたことが相手を見ることで把握できる。ところが、在宅勤務だと相手がチャットで送ってくれた文字でしか反応を見ることができない。頻繁に進捗確認をしたりするのも疑っているようでなかなかやりにくい。

先輩社員の「背中」が見えない

仕事においては「先輩社員の『背中』を見て覚える」ということがある。たまたま出社したときに、自分がちまちま手作業で行っていた作業を先輩社員が自動化ツールを使って効率良くこなしている姿を見たときの衝撃は忘れられない。以来、「面倒だな、もっと簡単に出来ないかな」ということはちょくちょく考えるようになった。こういう「わざわざ教えるほどでもないちょっとしたコツ」は同じ空間で先輩社員の仕事の様子を見る機会がないとなかなか身につかないと思う。優秀な人は自分でやり方を見つけられるのだろうが。

 

これらは相手と同じ空間にいない、ということが原因なので「出社したければすればいいじゃない」という個人の選択では解決しない、という厄介な問題である。

 

まとめ

私は圧倒的に在宅勤務が好きだった。だって楽なんだもの。しかし、最近はデメリットが大きいことをひしひしと感じ、「出社したいなあ」という気持ちになっている。

コロナ禍によって生まれた「在宅勤務」という勤務形態。人それぞれ色々な事情があるだろうから、働き方を選べる、というのは素晴らしいことだと思う。だが、「時々、ホント時々でいいんで、みんなで出社しませんか?」と心の中で思っているポンコツ会社員がここにいることを知っていただけたのなら、幸いである。